正教教義神学 第一巻/第一部
府主教マカリイ(ブルガーコフ)による『正教教義神学』は、正教会の教義的教えを体系的に叙述した基礎的大著である。第一部では、神ご自身についての教え、すなわち神の唯一性、神の諸属性、至聖三者について考察され、また聖神(聖霊)の発出の問題が詳細に論じられる。さらに、世界の創造主としての神についての教え、霊的および物質的な被造物、天使と人間、人間の原初の状態、堕罪と原罪についても多くの紙面が割かれている。本部の結びでは、神の摂理、すなわち世界と人間に対する神の配慮についての正教の教えが述べられる。著者はその叙述を、聖書、聖伝、全地公会議の信仰定義、および聖師父たちの証言に基づいて展開している。